三浦裕史のホームページ          新版『近代日本軍制概説』を刊行予定。

■近代日本の政治法制について関心があります。■2021年06月06日記事参照。

2011-01-01から1年間の記事一覧

藤村守美と吉見謹三郎の明治35年

この年に憲法の本を出している。 藤村は『大日本帝国憲法講義』、吉見は『日本憲法論』。 〈追記〉「最初の否定論者」藤村守美について を書きました(大警視だより続刊12号,2021年7月/警察政策学会資料115号,2021年05月)。

王公家規範の制定は、法律の委任に基づく。

以前、穂積八束の本に付けた解説で述べた話。 別に新発見でも何でもなく、王公家規範を論じようという人なら、当然知っていることだと思っていたが…。 論及がほとんど無いのは、不思議。

軍事内局(Militärkabinett)について

先日、上記のテーマにより、研究会で、報告させて頂いた。 もちろん、日本の制度が主たる対象であり、関連で、維新以降の君主制(天皇制)にも言及した。 日本の軍事内局は僅か10年程度の存在であり、大した権限もなかったが、祖型たるプロイセンのMKは…

韓国管理における統監と理事官

先日、上記のテーマにより、研究会で、報告させて頂いた。 当初は、「統監府の韓国管理」というテーマを予定していたが、時間の制約に鑑み、より絞った内容とした。 しかし、管理法制の核心部分を衝くことはできたと思う。 驚いたのは、統監旗をご存じの方が…