三浦裕史のホームページ          新版『近代日本軍制概説』を刊行予定。

■近代日本の政治法制について関心があります。■2021年06月06日記事参照。

2015-01-01から1年間の記事一覧

『憲法撮要』訂正第五版を見れば安心できるのか。

通説志向、有名志向、ブランド志向、権威志向もあるだろうが、 その根底には知的怠慢が。 検定教科書に洗脳された受験生じゃないんだから、もう少し目配りしよう。 他の資料にあたる余裕(時間、経済、精神)が無いのかもしれない。

公知衆のことは出ていない―『改革と学問に生きた殿様―黒羽藩主 大関増業』

栃木県立博物館、2010年刊行の図録。史料豊富で大変充実した内容。 黒羽は現在、町村合併で栃木県大田原市に属する。 黒羽藩では、家臣の力が相対的に強く、殿様の強制隠居、持参金目当ての養子取り、一部家臣の藩退去など、話題は尽きない。 増業さんも千両…

辛國息長大姫大目命・忍骨命・豊比咩命という神名だけでも由緒が凄い…『香春神社壱千参百年史』(香春神社1300年史)の発刊を寿ぐ !

豊前の式内社は、ここと宇佐神宮だけ。 起源は古く、延喜式より遙か前、風土記に記述がある。最澄も渡唐の前に詣でたという。 悲願は一ノ岳復活だろう。削った分を積み上げるということ。中国の説話に愚公移山というのがあるが、気長にやれば、いつかは達成…

日蓮は、弟子や信者からもらった手紙をどうしていたのか。

日蓮の書いた手紙は、本物や写本で、数多くが伝えられている。 ということは、日蓮には弟子や信者から多くの手紙が来ていたはずだ。 しかし、そうした日蓮宛の手紙に関し見聞きしたことが全くない。