#日本史
旧軍将校某氏の至言。
批判されるべきは、拷問した側であって、拷問された側ではないだろう。 拷問自体の苦痛、そして生き延びた安堵と生き残った苦悩を、当事者の身になって考えることが、少しはあっても良いのではないか。
明治十五年太政官布告第三十七号。 藤田嗣雄『明治軍制』の解題で述べた。 軍制研究のための基本事項といってよい。 しかし、知らない人、考えもしない人が多い。
芦書房、昭和39年刊。昔、先生から頂戴した。 何度かお目に掛かり、御教示を賜った。 枢密院がどういう所か、少し判った気がした。 某顧問官に関する秘話もお聞きした。 博士論文の出版をお奨めしたが、肯んぜられなかった。 こういう本を文庫版で出したら衝…
他に田地皆無の菅浦側は必死だったのだろう。 昔は船で、今は車で、菅浦から現地へ出向き、田畑を耕していると聞く。
通説志向、有名志向、ブランド志向、権威志向もあるだろうが、 その根底には知的怠慢が。 検定教科書に洗脳された受験生じゃないんだから、もう少し目配りしよう。 他の資料にあたる余裕(時間、経済、精神)が無いのかもしれない。
栃木県立博物館、2010年刊行の図録。史料豊富で大変充実した内容。 黒羽は現在、町村合併で栃木県大田原市に属する。 黒羽藩では、家臣の力が相対的に強く、殿様の強制隠居、持参金目当ての養子取り、一部家臣の藩退去など、話題は尽きない。 増業さんも千両…
豊前の式内社は、ここと宇佐神宮だけ。 起源は古く、延喜式より遙か前、風土記に記述がある。最澄も渡唐の前に詣でたという。 悲願は一ノ岳復活だろう。削った分を積み上げるということ。中国の説話に愚公移山というのがあるが、気長にやれば、いつかは達成…
日蓮の書いた手紙は、本物や写本で、数多くが伝えられている。 ということは、日蓮には弟子や信者から多くの手紙が来ていたはずだ。 しかし、そうした日蓮宛の手紙に関し見聞きしたことが全くない。
実名公表を楽しみにお待ち下さい(苦笑)。
ドイツを例としたが、イタリアでも、フランスでも同じこと。 「日本人の外国研究者が日本語で書く論著は、当該外国語に翻訳したら、当該国で、どの程度通用するだろうか」ということ。 それにつけても、清水幾太郎氏の至言が思い出される…。 日本人の外国研…
先日、研究会で報告。 軍制と帝国憲法の基本的関係や君主権力の態様について述べた。 更には、プロイセン・ドイツにおける軍事法令の重要形式Allerhöchster Kabinettsordre(AKO)の本質についても言及することができた。 例によって、ぶっちゃけ漫談も。…
のりちゃん(のりこさん。博多出身)という仲居さんがいて、 場所柄、朝食だけついて、 かなり年配だった女将さんは一寸粋筋の感じがして、
先日、上記のテーマにより、研究会で、報告させて頂いた。 当初は、「統監府の韓国管理」というテーマを予定していたが、時間の制約に鑑み、より絞った内容とした。 しかし、管理法制の核心部分を衝くことはできたと思う。 驚いたのは、統監旗をご存じの方が…
単なる発案・口利き程度で、デカデカと名前を出している本がある。かくいう、私にも、自著でないのに大きく名前を出している本がある。三浦裕史編としているものは、 ①伊東巳代治遺稿『大日本帝国憲法衍義』 ②井上密講述『大日本帝国憲法講義』三浦裕史解説…